更新日:2024年5月10日
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「健幸(けんこう)増進都市・長野」を目指す荻原健司市長が、日頃考えていることや感じたことなどを市民の皆さんにお伝えする「市長エッセー」を広報ながのに掲載しています。ぜひご愛読ください。
先日、長野市農業青年協議会の皆さんとの懇談会があった。会員の皆さんが持ち寄った、野菜を使った料理に舌鼓を打ちながら、「やっぱり野菜が好きだなあ」と実感。時折、子どもたちにせがまれてバイキング形式の飲食店に行く。私は、そこでも野菜サラダをモリモリ食べる。特に自分がヘルシー志向だとは思わないが、野菜の甘みや苦味、歯応えを感じるのが好きだからである。
ところで、最近、頻繁に食べる野菜がある。菊芋だ。菊芋は、市内において地域の特産品にしようと熱心に栽培している地区があり、そこでは焼酎やみそ漬けなどの商品化に取り組んでいる。私は菊芋をアチャールにして食べる。アチャールは、玉ねぎやにんじん、なす、きゅうりなど、さまざまな野菜をスパイスやオイルなどで漬け込んだピクルス(漬物)で、インドやネパールの食卓には欠かせない食べ物とのことである。市内のある飲食店で提供された菊芋のアチャールが驚くほどおいしかったことがきっかけで、自己流の菊芋アチャール作りが始まった。菊芋を薄くスライスし、ターメリック、チリ、パプリカの各パウダーとともにボウルであえて冷蔵庫に1時間置く。その後、ひまわり油をひいたフライパンにニンニクのスライスを入れて加熱し、その油を菊芋になじませて出来上がり。スパイスの香りが食欲をそそり、菊芋のシャキシャキした歯応えがたまらず、箸が進むこと間違いなしの一品となる。菊芋には水溶性の食物繊維が多く含まれ、食べると健康になれそうな気持ちにもなる。…と書くと、私がヘルシー志向だと思われても仕方ない。とにかく、最近はこれをよく食べる。どうか皆さんもお試しあれ。そして、感想など(*)を寄せていただければと思う。共にある、暮らしの中で、地域で採れる野菜のおいしさ、食の幸せを共有したい。
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